こんにちは、こんばんは!
今回の記事は「キャンプに灯油ストーブを導入してわかったこと」
キャンプで灯油ストーブを使ってみたいけど、
- 危ないのでは?
- テントに燃え移らないのか?
- 一酸化中毒にならないのか心配
- 使い方がよくわからない…
など色々と連想してしまいますよね。
でも、灯油ストーブを正しく使えば寒くても快適に過ごせるのです。
ストーブを使うと、間違いなく冬キャンプの質があがることをキャンプ歴3年の私が保証します。
次項から、実際に私が冬キャンプに灯油ストーブを使ってみてわかったこと、メリット・デメリットをお伝えします。
Contents
メリット
メリットは以下2点
- 暖かい
- 料理ができる
灯油ストーブがあると本当に暖かい

これは当たり前なことですが、テントやシェルター内でストーブを使うととても暖かくなり快適な室温になります。
1月に山梨の洪庵キャンプ場で使った際は、19時の時点で、外気温が4度、シェルター内温度は15度でした。
テント内は暖かかったので、上はインナーとフリースの2枚、下はスウェット1枚でした。
料理ができる
灯油ストーブは、天板部分に直接火が当たる構造ですので、天板の上にフライパンや鍋を置けば、調理可能。
まるでIHクッキングヒーターが一つ増えた感覚。
コトコト煮る料理であれば、雪平鍋で問題ないですが、焼きの料理の場合は、鉄製のフライパンやスキレットが熱伝導が良いのでオススメ。
やはり冬キャンプでは鍋やおでん、豚汁、ポトフなど、じっくりコトコト煮たり、温まる汁物ジャンルの料理が相性良し。
テント内が暖かくなるうえに、ホカホカ料理が体をポカポカ温めてくれます。
ストーブは基本的に寝る時以外はつけっぱなしのことが多いので、いちいち火を起こす必要もなく、ササっと上で調理できるのがいですね。
デメリット
- 結露が増す
- 持ち運びが苦労
結露が増す
冬はストーブを使わなくても、テント内外の温度差で結露が発生します。
中が暖かく、外は寒い。つまり、テント内の幕に水滴が発生します。
ということは、ストーブを使えばより一層テント内の温度が上がり、テントの外との温度差が大きくなるので、結露が増します。
避けることができないデメリットの一つ。
持ち運びが苦労
また、灯油ストーブは重い!私がキャンプに持っていってるコロナの灯油ストーブの重さは10キロ!(9.9kg)
コロナの1番小さなコロナの灯油ストーブでも10キロ。
でもストーブを車に積んでしまえば、キャンプギアのうちの一つとして馴染んでくれるはず。
重いなぁと思うかもしれませんが、テント内を暖かくできて、快適に過ごせるなら持っていく手間は省けません。
注)換気が必要!一酸化炭素中毒に注意。

ストーブをつけている限りは、換気が必要。
そもそもな話ですが
火は空気中の酸素を使って燃え、二酸化炭素を放出し、酸素がある限り燃え続けます。
そして、室内の酸素濃度が低下してくると不完全燃焼が進み、一酸化炭素が急に増加します。
なので、一酸化中毒にならない為にもテント内に酸素を取り込むためにも換気が必要なのです。
テントのどこを開けて換気するべきか?
結論から言うと、テントやシェルターの上の方に空気の逃げ道を作るべき。
ただし、空気がこもるようであれば他にもベンチレーションを数カ所開けるべき。
テントやシェルター内でストーブを使う時に換気が必要といのはわかったけれど
どうやって換気をすればいいのかわからない!と思う方いることでしょう。(私も最初はわからなかった…)
空気中の冷気は重く下へ、暖気は軽く上へ向かっていきます。
特に、一酸化炭素は空気より軽く上の方に向かう性質があるので、天井部分に一酸化炭素がたまらないようにしなければなりません。
なので、テントの上部にあるベンチレーションを開けましょう。
床がなくスカート付き(なし)のテントやシェルターは隙間から空気の出入りが多少あるので、上部の換気のみでもいいかもしれません。
しかし、床がテント幕と繋がっているテントは逃げ場が少ないので、上部の換気だけでなく、入り口も換気するなど、十分に換気の必要あります。
1箇所ベンチレーションを開けるだけでも、換気効果はかなり得られますが、テント内がこもるような感じがしたら換気箇所を増やすのがべきです。
持ってるテントやシェルターのどこで換気できるか、チェックしましょう。
換気をしても室内の温度は下がらないのか?
結論から言うと、隙間を開けすぎなければ大丈夫。多少の逃げ道を作ってあげたくらいで大幅に室温が下がったりはしません。
私もストーブをリビングシェル内で使おうとした時に、換気したらストーブの熱逃げちゃうのでは?と不安でした。
ですが、1月の洪庵キャンプ場に行った際、実際にシェルター内でコロナストーブを使いながら換気していましたが、温度の下がりは気になりませんでした。
夕方までフロント側を跳ね上げていたので、さすがにそれではシェルター内は暖まりませんでしたが…当たり前ですね笑
とにかく、テントの全面を閉じて、テント上部に空気の逃げ道を作ってあげましょう。
あとは実際にジップの開け具合を調整してみればどのくらい開けるべきか、感覚的にわかってきますよ。
不安であれば一酸化中毒チェッカーを買うべし
換気の仕方は大体わかったけど、やっぱりなんだか不安…という心配性の方は一酸化中毒チェッカーを買うのがいいでしょう。
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換気を正しく行っていれば、基本的には問題ないですが、やはり何か指標となるものがあると安心ですよね。(その気持ちすごいわかります。)
あくまで過信してはいけないものですが、一酸化中毒チェッカーが「ピピッ」となったら換気が足りないことがわかるので目安になります。
灯油タンクは何を買うべき?
うちではヒューナースドルフ製の5リットルを使ってます。
買った理由は以下3つ
- デザインがオシャレ
- 小さいサイズが欲しかった
- 必要分だけ持ち運びたい
しかし、ずっと使うなら収納ケースで使っているトラスコのカーキと色を合わせたいなと思っていたので灯油タンクもカーキを購入しました。
関連記事 / 【道具をまとめる】キャンプにトランクカーゴはマスト!
私が灯油ストーブを導入した経緯

当初うちの冬キャンプスタイルは、焚き火と湯たんぽで冬キャンプを乗り越えてきました。
しかしキャンプを始めてから3年目の冬、キャンプにかなり慣れてきて、ふと、あることを思います。
焚き火は面倒みないといけないし、火が安定させるのも難しいから、ストーブが欲しい
それから薪ストーブと灯油ストーブ、どちらを選ぶべきか?と考え出しました。
(一瞬迷いましたが、答えは明白です)
選ぶべきは、灯油ストーブ。薪ストーブよりも灯油ストーブが扱いが楽だから。
また、買う前にキャンプのプロの方に話を聞きたく、ogawaの店員さんにストーブ事情を伺いに行きました。(以下やりとり一部)
こちらがogawa店員さんオススメの反射ストーブ。このタイプが価格が安くてコスパが良いとのこと。
ちなみに、本当に寒い時は全体を灯油ストーブ、足元をガスストーブの二刀流で温めるのがオススメなんだそう。
まとめると、暖かさの順番は焚き火 > 薪ストーブ > 灯油ストーブ > ガスストーブ
以上の意見から悩んだ挙句、うちでは1番お安く買えるコロナストーブの1番小さいサイズ(木造13畳用)を購入しました。
対流型の灯油ストーブの中ではリーズナブル!これで問題なく事足りてます◎
アラジンストーブがオシャレで候補でしたが、別に機能を満たせば良かったので、うちはコロナストーブにしました。
また、暖気の流れを促して、テント内を早く温めることができる為、ストーブファンも購入されてるキャンパーさんが多いです。
熱の力で、石油ストーブの上に置くだけで勝手に羽が回転し始めるので便利。
うちはまだストーブファンは導入してませんが、無くても十分に暖かいですよ。
まとめ
何回か冬キャンプでストーブを使ってからうちでは灯油ストーブは必ず持っていくようにしてます。
正直、灯油ストーブがないと冬キャンプは辛いです…笑
ストーブがなくても冬キャンプできますが、色々と対策しなければいけないのと、その対策が面倒なので灯油ストーブ頼りになっているのが現状。
一方で、暖房器具を使わずに不便さを楽しむことがキャンプの醍醐味でもあります。
うちではストーブを買うまで、寝る寸前まで焚き火で体を温め、消したら即効寝袋に入ってましたし…
しかし、寒くて寒くて辛くて、キャンプが嫌いになってしまうのも違うと思うのです。
ストーブがあれば暖かさの担保になりますし、焚き火の面倒をずっと見る必要がなくなります。
焚き火の面倒を見る時間を他のすることに充てられるので、また違ったキャンプの楽しみを見つけられるのではないでしょうか。

まだストーブお持ちでないのであれば、やはり冬キャンプに灯油ストーブはぜひ一度使って頂きたい。
この記事を読んで、冬キャンプに灯油ストーブを導入してみようかな?と思っていただけたら嬉しいです。
冬でもキャンプが快適になりますし、必ずといっていいほど、貴方と冬キャンプのお供になりますよ!
記事内でおすすめしたもの
こちらがogawa店員さんオススメの反射ストーブ。
対流型の灯油ストーブ。
あると便利なストーブファン