こんにちは。
恒例のテキスタイル更新です。
私の描く柄を初めて見る方は、
コンセプトや制作背景をこのブログで読みながら見ていただけるとより楽しめるかな?と思います。

color/bottle green
【assort】
あれもこれもと、気づいたら手元にたくさん。あれこれ手に入れても後に残るのは数える程。
いろいろ欲しくて集めたけど実際に使うものや気にいるものはその中の限られた何個かだな、と思ったことから作った柄です。
好みのものが集まりやすく、似たようなものを集めてしまった、というようなコンセプト。
だから外形は四角い。けれどテクスチャの向きや種類が違うのです。
私は柄を描くとき、
全て感性のまま、思うように手を動かしてるだけではなく、道筋や根拠を作りつつ描きます。
そういうやり方だと、辻褄が合うから「どんな形にするか」「サイズ感」などのイメージに迷いがなくなるのです。
柄を描く前に全てのコンセプトも決めてから、柄を描き始めるやり方でもないです。
少し鉛筆を走らせながら、ドローイングし始めると、良い形や線が見えてくる。
同時にその良い形や線にコンセプトが寄り添ってくるような感覚です。
そのあとは想像を働かせて描くだけ。
まあ、最後のリピート付けは作業的になってしまうことが多いですが…

color / soft coral
色違いのソフトコーラル。
インクジェットで出してみましたが、白い布の上にこの手の薄い色は難易度高めです。
ベースが白くて色も薄いので、色に拘っても何しても白っぽく上がってしまい、ちゃっちく見えてしまいますね。
要注意カラーのようです。
タイトルに「規則性への美徳」と題しました。
日本人は規則性への美徳が特に高い人種だと思ってます。
インテリアの例であげると、畳や障子。
綺麗な直線と正方形、長方形で構成されています。昔からある日本文化です。
日本人はシンプルで幾何学的な要素のある形を好む傾向があるように思えます。
↑リンクの記事内で日本人の気質について執筆していますので読んでみてください!
話は戻りまして、
この【assort】もタイル柄のように四角の並びをイメージして作りました。
四角など、シンプルな図形が敷き詰められていたり並んでいると安定感があるんです。
きっと意識せずとも、見ていて安心できる絵面になるんですよ。
柄や絵を描くとき、形や並びだけで考えても奥深いのかもしれませんね。
シンプルが故に奥深いとはこのことよう…
クバ